国語教育史研究会

第23回例会


日 時 2002年1月26日(土) 14:00〜17:00 早稲田大学16号館401教室
題 目 研 究 「時枝誠記の国語教育論−現象学的「主体」論から−」
   今井 亮仁(早稲田大学大学院)
講 演 「青年教師時代を語る」
   小林 國雄(元・常葉学園大学教育学部)
参加者
39名
井上次夫、今井亮仁、岩淵匡、牛山恵、大平浩哉、小原俊、小尾真、工藤哲夫、熊谷芳郎、黒川孝広、小林國雄、坂口京子、佐野教代、島村直己、鈴木一史、高草真知子、高山実佐、武山恭一、田近洵一、田部井聡、田村景子、千葉真子、常磐佳子、中村千浩、平野孝子、古屋明子、前田健太郎、山下直、渡辺通子
「時枝誠記の国語教育論」今井 亮仁
発表内容  時枝誠記の国語教育論イコール言語技術主義という見方に決定的に欠けているものは、時枝言語観の本質である「主体」の概念に対する位置づけである。時枝言語過程説の本質はその「主体」概念にあるのであり、その「主体」概念を看過したまま時枝の能力主義・技術主義国語教育論を見ることはできない。時枝の言語観とその「主体」概念はどこから来ているのかを明らかにしておくことが重要である。
 本発表においては、時枝「主体」論とは何であるかを、「言語過程説」生成過程に重要な影響を及ぼしたと考えられる「現象学」を手がかりに考察し、そこに共通する「主体」観を軸に、時枝国語教育論を再検討する。
資料目次 はじめに
1.「現象学」
2.時枝自身による現象学への接近
3.現象学と言語過程説の類似性
まとめと今後の課題
 「青年教師時代を語る」
   小林 國雄(元・常葉学園大学教育学部)
資料 「青年教師時代を語る」資料ダウンロード
追加資料 野地潤家「わが心のうちなる歌碑(169)『歌帖』2002年1月号(第59巻第1号 歌帖社)
事務局配布資料 倉澤栄吉「外野席のファン」
増淵恒吉「禁令三つ」
安藤りか「私の会った方たち」
 以上、『新宿「利佳」の二十年』(昭和53年12月 「利佳」二十周年記念文集刊行会)
成清良孝「故増淵恒吉先生と「利佳」」
安藤りか「憶い出の方々」
 以上、『新宿利佳の三十年』(平成元年8月 「利佳」三十周年記念文集刊行会)

メインページ